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早く始めるのが吉なのか

更新日:8月23日


よく英語教育についてご相談を受けるのですが、そのうちのひとつに、英語を始める年齢というものがあります。


これは『どの程度の英語力を身につけさせたいか』などにもよると思う。


我が家の場合は、英語が教育の優先順位の上位にあって、バイリンガルに育てることを決めました。母語は生後6ケ月以内に決まるということを知っていたので、それなりのことをしました。息子はハーフジャパニーズなので、放っておいてもバイリンガルになると思われがちですが、そんなことはありません。


では一般的な日本のご家庭で『将来困らない程度の英語力』を身につけさせる、という条件ではどうか。『将来困らない程度の英語力』というのは、具体的に言うとTOEIC700点とか英検2級などですが、実際にはテストと現実は違い、級を保持していても英語力はこのラインより下のことが多い。


言語間には言語距離というものがあって、英語と日本語は一番離れています。それだけでなく、日本人の国民性もかなり大きく関係しているでしょう。『将来困らない程度の英語力』というのは、実はなかなか高いレベルのように感じるかもしれません。


英語は『好きこそものの上手なれで』で何歳からでも身につくと思います。勉強の仕方や取り組みの姿勢次第。だから遅すぎることはないとは思うものの、ひとつだけ避けたいことがあり、それは『英語ってムズカシイ』のマイナスな感情。幼い時に始める利点はこれが最も大きいと思う。8歳になると左脳が発達するので、それまでに英語を始めると右脳的な学びから入ることができます。母語の日本語と同じというわけにはいかないけれど、週1回のレッスンでもネイティブと意思の疎通くらいはできるようになるものです。見ていても不思議だなと思います。本当にわかっているのかな?と思うこともありますが、正しく理解していて驚きます。けれどもこのレベルで『英語を学べている!』と思うのは時期尚早。それは『意思の疎通』程度なわけで、これを自分発信できる英語にする必要があります。


本当に大切な英語教育はここから。たくさん英語を聞くことは大切ですが、だからと言って耳から英語を学ぶにはかなりの時間数が必要です。はっきり言って現実的ではありません。あるアメリカ人の芸能人が、ハーフジャパニーズのお子さん二人に毎日英語を2時間教えていると聞いて、それくらいの努力が必要だよなーと納得しました。家庭で英語を話している環境にプラスして毎日2時間です。


英語を始めるタイミングは早いほうがより良いとは思いますが、早ければ良いというわけでもありません。前述したような努力を親が継続できれば良いですが、現実は英語ばかりやっているわけにもいかないでしょう。そして子どもは覚えるのは早いけれど、忘れるのも早い。


週1回英語のレッスンに通うことを基本とするならば、私たちが考える最適なタイミングとは5歳~8歳。週1回のレッスンで効率的に学ぶために、学習姿勢が付いていること、英語講師との心の距離が取りやすいこと(英語はコミュニケーションですから信頼関係が必要です。)、左脳が発達する前に『楽しく学べる英語』で始められること、少しずつの積み重ねで無理なく継続できる年数を十分に持てること、が理由です。


9歳以降に英語を始める利点ももちろんあって、それはまた改めて。





 
 
 

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