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『言語を学ぶ』という概念の差異

更新日:9月6日

Sweet As Englishでは、品詞の理解を進めることで正しく英語を理解し、話すことができるようになるメソッドで英語の指導をしています。


例えばI like dogs. / I eat bread. / I drink coffee. など、主語を〇、動詞を▽、目的語を□とすると、センテンスは〇▽□となります。これがわかると英語のルールが少しわかりますね。塾や学校ではSVOの文法として学びます。


ただし、主語、動詞、目的語が正しく理解できていないと、この学び方ができません。Sweet As Englishではこれを小学3年生からやりますが、最初から完璧にできることはありません。みんな少しずつ学びを進めながら正しく理解をします。『速い』が動詞だと思っていることはよくあることですし、Iが主語なのではなくI'mが主語だと思っている生徒は、何年間も正しく英語で表現することができません。


論理的な学びができるようになってから、そういった学び(文法)を進めるのですが、それまでにその品詞の意識を身につけておきます。そのために、Sweet As Englishでは帰納的な学びも大切にしています。帰納的な学びとは『やってみることから始めて、文法を探る』というものです。例えば、I ( ) Japanese.の( )に何を入れるか。speak でも studyでも 良いのですが、こういったアングルからの学びを重ね、なんとなく自分の中で文法が理解できるようになっていくのです。ただし、これには注意する点があって、生徒によっては帰納的な学びになっていない事由が発生します。そもそも言語の学びの概念に差異があって、『なんとなくこういう単語が合っている気がする』という前述したものとは別ものの『なんとなく』に従うのです。


『日本語は勉強しなくても話せるようになった』の感覚でしょう。そういう生徒たちは He is visit Kyoto every month. などと表現し、何度もbe動詞と一般動詞の説明をしても間違えが直りません。『He is ...とよく聞くからそれが正解の感じがする』みたいなことを言います。


『何度も聞いて、なんとなく英語ではそう言っている気がする』という感覚は必要なこともあります。実際に私もbefore going to school などのように、前置詞の後はingという文法は、そう習ったから表現しているのではなく、散々使った後にその文法に気が付きました。ただ、当時の英語量は日常的に英語を使っている時のもので、夢も英語で見ているくらいの時。


この『言語の学びの概念の差異』は、本人たちにとっては間違えてもなぜ間違えなのかがわからないので、英語って難しい…と思わせてしまうでしょう。(文法を説明しても理解ができず、根気よく指導し続け、理解するまでに3年くらいの月日がかかります。)一方で、間違えてもトライすることが大事!と一見前向きに見える姿勢は、開き直ってしまってはいつまでたっても正しく話すようにはなれません。とある英語のそこそこのレベルが必要とされるスピーキング試験で、まったくbe動詞を使わず、自信満々で話す受験者に違和感を感じた、という面接試験官の話しを聞いたことがあります。そういう受験者が多くて驚いたというのです。


私の友人が会社で外国の取引先とのメールに苦労しており、相談されたことがありますが、彼女の先輩が渡してくれたメールの見本のひどさに、言葉が出ませんでした。あまりにも失礼な英語で、これでビジネスが成り立っているとは!と衝撃的でした。


最近は英語を話す保護者の方も増え、仕事で海外に行く方や留学経験者もいらっしゃいます。ある日、お子さんのご入会の個人面談で、こんなふうにおっしゃられた保護者の方の言葉が印象的でした。


『英語を正しく話している人とそうでない人、よくわかりますよね。どうせ英語を学ぶのであれば、私は正しく話せるようになってほしいと思っています。』




 
 
 

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