なぜ勉強しなくてはいけないの？

子どもができたら、どんな質問にもしっかりと答えることができる母親になりたかったので、自分なりに色々なことを考えてきました。なぜ人を殺してはいけないの？という当たり前じゃん！的な質問も、きっちり論理的に答えてあげたかった。私なりに考える、大人としての役割。

なぜ勉強しなくてはいけないの？についても、私なりに答えを持っています。でも、最近観たカズレーザーさんの答えがシンプルで好きです。

『勉強はしたほうがいいですよね。勉強する努力くらいできないと、人生困りますよね。メディアは、勉強しなかった人の成功例は見せるけれど、勉強しなくて失敗した例は、倫理観的に見せることができない。』

そんな内容でした。

厳しくシンプルな言葉だけれど、現実的で好きです。勉強が全てではないので、これを正しく理解する必要はありますが。

それから『勉強はしなくてはいけないものではなく、したくなるもの』という言葉。誰の言葉だったかなー。学びの楽しさを知るということ。好奇心から疑問を生み、その答えを知ることって、すっごく楽しい。人生を豊かにすると思う。

長い間子どもたちに英語を教えていますが、変わったと思うことがいくつかあります。そのうちのひとつは好奇心。たいそうなことではなく、変化に気が付くことなど、ほんのささいな好奇心がなくなってきたように思います。世の中が便利になったので、受け身のライフスタイルになったからでしょうか。

今日は学校どうだった？ - ふつう。　旅行どうだった？ - ふつう。

生徒とのこんなやりとりも珍しいことではありません。

昨日は、ジュニアクラスで色塗りをしながらリスニングや学んだ英語のアウトプットをする時間を設けました。

What color are potaoes? の質問にbrownと答えた1年生と、Yellowと答えた年長園児。I want brown! I want yellow! それぞれがそれぞれの色で絵を塗ったあと、1年生が言いました。

『茶色で塗ると、掘りたてのじゃがいもみたいだね！』

私も言いました。

『本当だ！黄色で塗ったものは、洗ったきれいなじゃがいもみたい。』

『ほんとだー！！』

そうそう！この感じ。